2015年5月の糖尿病教室

平成27年5月で糖尿病教室は200回を迎えることができました。ありがとうございます。これまでの感謝の気持ちを込めて、お祝いの御食事と思い出ムービーで皆さんをおもてなししました。

坂本医師よりご挨拶

　当院の糖尿病教室はこの度、200回目を迎えることとなりました。平成10年より、試行錯誤を繰り返しながらここまでやって参りました。毎回の食事の内容もスタッフの努力により少しずつバージョンアップし、皆さんに喜んで食べて頂けるものになったと自負しております。17年という年月はあっという間でしたが、振り返ればいろいろなことがありました。平成18年より始めた12月のフランス料理フルコースも、全くの手さぐりの状態からなんとか形のあるものに変わってきたと思っています。
　糖尿病教室に参加されることで患者さんがご自分の治療に前向きになられる事を願って始めましたが、私自身も教室に育ててもらいました。200回を1回も休むことなく続けられた事に感謝し、患者さんあっての教室という事を肝に銘じ、これからも少しずつ進化させていきたいと願っています。

内科医師　　坂本　惠理

管理栄養士よりご挨拶

　平成10年10月から始まった糖尿病教室が今回で200回を迎えることができました。この間、１度も休むことなく続けてこられたのは、「患者さんによくなってもらいたい」というスタッフ一同の強い気持ちの表れだと思っています。第１回の献立は、栗ごはん・ハンバーグ・ふろふき大根・野菜サラダ・手作り人参ゼリー・コーヒーでした。栗ごはんを除いたエネルギーは300Kcalでした。第１回から現在まで参加されていらっしゃる方は４名。その方たちの平均HbA1cは6.8％と良好な状態を保っていらっしゃいます。
　17年の間に献立も進化しました。今回の「お祝い御膳」のエネルギーは手まり寿司・お赤飯を含めて512Kcalです。今後も皆さんへの感謝の気持ちを込めて、努力・工夫を惜しまず、美味しく楽しく学んでいただける教室を今後も続けていきます。

栄養管理室長　　米原　千晶

「点心」は日本では茶の湯に使われる菓子のことを指しますが、中国では「軽く食べること」を意味します。このお祝い御膳は、点心風に一つ一つの料理を少しずつ上品に仕上げました。色彩・季節感を大切にし、地産地消にも配慮したメニューです。デザートの菖蒲茶巾はお抹茶と一緒におもてなししました。