2015年1・2月の糖尿病教室
糖尿病は全身の血管病だ!!
〜心臓専門医が熱く語る!!〜
新年1回目の糖尿病教室です。また1年間、楽しく・おいしく糖尿病について学んでいきましょう。
今年もよろしくお願いします。
今回は、糖尿病が及ぼす血管への影響について院長の坂本雅彦よりお話ししました。
命を落とす危険もある恐ろしい症状と、予防方法についてお話ししました。
糖尿病の慢性合併症には、血管障害とその他のものがあり、血管障害は細小血管障害と大血管障害(動脈硬化性血管障害)とに分けられます。
細小血管障害は、細小血管(毛細血管)の病変から始まる病態で、網膜症、腎症、神経障害を糖尿病性三大合併症といいます。
大血管障害は、動脈硬化に由来する合併症です。糖尿病が危険因子となり、脳血管障害(脳梗塞・脳出血)や冠動脈硬化症(狭心症・心筋梗塞)、糖尿病壊疽を引き起こします。
突然死も・・・
糖尿病の患者さんは、糖尿病ではない方と比べて7~8年寿命が短いと言われ、
死因には心不全・急性心筋梗塞が多く、突然死もあります。
末梢神経障害があると痛みを感じ難くなります。狭心症があっても急性心筋梗塞になっても胸痛の自覚がない為、診断が遅れてしまうのです。
「糖尿病が引き起こす血管病変によって命を落とす可能性が高い」という事を自覚し、
日頃から糖尿病のコントロール・発症予防を行う事がとても大切です。
糖尿病の恐ろしさを意識し、目標に取り組んでみましょう。
目標
- 食べすぎない(適正体重の維持)
- 飲みすぎない
- 野菜(食物繊維)・青魚を多く食べる
- 動物性油は控え、塩分を摂り過ぎない
- 運動をする(歩くのがおすすめ)
- 禁煙する!!
運動のコツ
垣田病院では、ご病状に応じた管理栄養士による栄養指導や、生活習慣病予防検診後の特定保健指導も実施しています。
検診のお申込み・ご相談は26-5211へご連絡ください
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