2015年3・4月の糖尿病教室
糖尿病網膜症を知ろう!
〜黄斑浮腫とは?〜
糖尿病にはさまざまな合併症があります。
その中で今回は、糖尿病網膜症、さらに糖尿病網膜症の合併症である黄斑浮腫について、当院眼科医師の唐下ドクターよりお話ししました。
糖尿病網膜症
糖尿病の3大合併症のひとつが糖尿病網膜症です。眼の奥にある網膜の血管がもろくなり、網膜で出血(眼底出血)したり、水分・脂肪成分が漏れ出します。そのために視力が下がり、物がゆがんで見えるといった症状をひき起こします。
黄斑浮腫
糖尿病網膜症により血液中の水分や脂肪が漏れ出し、黄斑部にむくみを生じた状態を黄斑浮腫といいます。黄斑部は網膜の中でも視力をつかさどる重要な部分の為、物を見るときに「ゆがんで見える(変視)」「ぼやけて見える(視力低下)」「不鮮明になる(コントラスト感度低下)」などの視力障害を生じます。
糖尿病網膜症の診断と治療は近年かなり進歩しました。以前は回復が難しかった例も助かるようになってきています。 しかし、自覚症状がでるのは、ある程度網膜症が進行してからの事が多く、症状がなくても網膜症が出ている事は少なくありません。当院では、糖尿病網膜症を詳細に診断できる検査機器(3次元眼底像撮影装置)を導入しています。糖尿病のある方はぜひ一度眼科を受診し、ご自分の目の状態を確認してみましょう。
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